2026/07/07 09:52
刺繍をオリジナルの配色にしたい時、
どうのように色を選びましょうか?
糸の色は、ベースの生地によっても
ステッチの種類や糸の本数、
糸を渡す向きによっても見え方が変わるので
刺してみなければ微妙な色加減は
わからない…のではありますが、
考えていても始まりません。
私は常々、
色選びのアプローチは、
お食事の献立を決めるのに似ているなぁ
と思っています。
みなさんは
どんな風に献立を決めていらっしゃいますか?
①「メインの素材から」
冷蔵庫にあるキャベツを使って何か作りたい!
では野菜炒め?サラダ?ロールキャベツ?
メインが決まったら、別の素材を加えて
メニューを広げていきます。
それでは同じ様に!色選びです。
今日は
お気に入りのサーモンピンクの糸を主役に、
花びらは濃淡をつけて…
茎や葉葉、黄色よりの柔らかいグリーン…etc.
最初に決めた主役の1色にプラスしていきます。
大好きな色を引き立てるような気持ちで!
他の色たちが名脇役となって、
全体のバランスを整えてくれます。
②「お料理のジャンルから」
今日は見た目も鮮やかなイタリアン?さっぱりと和食?
気分や体調に合わせて、素材や調理法を決めるように…
色選びしてみたらどうでしょう?
春らしい淡く優しい雰囲気のものが作りたい!
それとも元気が出るような鮮やかな色合い?
ハンガリーの民族衣装の様な色合い?
爽やかな青系、大人のベージュ系…
全体の色の系統で決めても良いですね。
イメージを膨らませるのも、楽しい時間です♪
ジャンルが決まったら、
その雰囲気に合いそうな素材(糸)を
選りすぐりましょう♪
③「お惣菜をアレンジ」
今日は1からお料理する時間も元気もない…と言う時は、
お惣菜の力をお借りした献立です。
唐揚げに、玉ねぎの酢漬けをのせてみたり、
細かくしてサラダにしてみたり…。
そのままでも美味しいけれど、少しのアレンジで
メニューの幅も広がります。
糸の配色に悩んだら、
刺繍本やキットの配色を数色だけ変えてみて、
自分なりのアレンジを加えてみるのはいかがでしょう?
ガラリと変わるのが不安なら、
同じ赤でも彩度や色調を変えてみる、
葉や茎のグリーンを花と同系色の糸に変えよう…etc.
ほんの少しでも、自分なりの工夫が加われば、
それはもう、あなたのオリジナルです♪
④「思いつき」
改まって考えない。
冷蔵庫に少しだけ残っている材料を
気の向くままに
パパっとチャーハンに…
少しだけ残った刺繍糸が集まって
ボールのようになることはありませんか?
この中から選りすぐりを引き抜いて刺繍するのも
意外な配色の発見があったりして、楽しいものです♪
みなさんは、自分流の献立の立て方はありますか?
私が色を考える中で、一番心躍るのは、
季節の移り変わりで変化する
植物たちの色に触れた時です。
春の新芽の柔らかな緑。
夏の強い日差しに負けないムラサキツユクサの青。
秋の終わりにも残っている色褪せた紫陽花の紫色…etc.
お散歩中、
パッと目に飛び込んでくる植物たちの色に、
ハッとさせられることはありませんか?
それは心が動いたサイン♪
その感動を胸に、糸を選んでみては如何でしょう。
色選びは、刺繍のワクワクのうちのひとつ。
そうして作られた刺繍は
植物と色と、私を一針一針繋いだ
美しい作品になるでしょう。
万が一、
仕上がった作品が
ワクワクする気持ちに追いつかず、
納得いくものができなかったとしても
どうぞガッカリしないで下さい。
大切に温めて、
数年後にもう一度ご対面してみたら、
「これは一体誰の作品?」
と思うほど素敵な色合いになっているかもしれません。
自分の目も心も、時間と共に変化し、
時の魔法で作品は仕上がってゆきます。
未来の自分への贈り物、大切に育んでみませんか?
2024/1/24
